近年、数々の表示デバイスの研究開発が行われています。各種表示デバイスは色々な光機能材料によって構成されており、各材料に最適な現象を利用して表示デバイスとして機能しております。
当研究室では中でも、自発光タイプのエレクトロルミネッセンス(EL)デバイスは非発光タイプの液晶デバイスに代わる薄膜ディスプレイとしての機能を有するため注目されております。当研究室では、これら自発光タイプの有機EL、無機ELデバイスに関する研究を行っております。
一方、非発光タイプの液晶デバイスだからこそ可能な、反射光でも透明状態と着色状態を切り替えられ、目への負荷を軽減させるカラー液晶デバイスに関する研究も行っております。加えて、液晶デバイスのような特殊な光学設計を行わずに、単純に電圧のON/OFFで着色状態と透明状態を切り替えられる新しいエレクトロクロミック(EC)デバイスの開発にも取り組んでおります。
このような表示デバイスの研究をする中で培った”光学”に関するノウハウをSF映画にもでてくる空中結像デバイスの研究にも応用しております。プログラムで学習したものを空中結像デバイス用のアプリ開発にも応用しております。