山梨大学 村中研究室

甲府市,  山梨県 
Japan
http://www.ee.yamanashi.ac.jp/muranaka/
  • 小間番号1127

本研究室では、次世代エレクトロ二クス分野を担う基幹技術を構築するため、新しい機能半導体材料の探求やそれらを用いた光・電子デバイスの開発を行っています。具体的には人体に安全、かつ大面積基板への展開が容易なワイドバンドギャップ酸化亜鉛(ZnO)半導体を用いた『透明エレクトロニクス』の実現を目指しています。薄くて透明な電子デバイスはフレキシブルなディスプレイやウェアラブルコンピュータへの応用が期待されています。高品質なZnO半導体の形成条件を確立するとともに、透明電極や透明トランジスタの開発を進めています。本出展ではポスターが主となりますが、実物の展示も行う予定です。


 出展製品

  • フレキシブル酸化亜鉛透明導電膜
    酸化物半導体はフレキシブル化を前提とした次世代ディスプレイへの応用に向けて近年大いに注目されています。特に、酸化亜鉛(ZnO)半導体材料は安価で豊富であり、有害物質を含まないことから環境負荷も少ない特徴を有しています。また、ワイドバンドギャップ材料であるため、多様な光・電子・磁気機能を有しており、透明導電膜、センサー、半導体光・電子デバイス、光回路、ナノデバイス、表面処理薄膜など極めて幅広い範囲への応用が期待されています。...

  • 本研究は、人体に無害で低温成膜が可能、透明性および電気伝導性に優れている性質を持つ酸化亜鉛(ZnO)系材料に着目して分子線エピタキシー法と原子状酸素ラジカル照射プロセスを利用した低損傷・低温成長が可能な独自のバッチおよびロール・ツー・ロール (RTR)方式成膜プロセスを用いて、フレキシブル電子デバイスに応用可能なZnO系半導体デバイスならびにその集積化技術の開発を目指します。