コロナ禍によって半導体不足がますます深刻となる中で、流通在庫から調達せざるを得ない場合も増えてきています。しかしながら流通在庫には偽物が多く、そのままでは安心して使用することができません。
当社では流通在庫のICが本物か偽物かを判別し、出どころ不明な半導体が安心して使えるようにするためのIC真贋判定サービス「シン・IC」を提供開始いたします。
このサービスはFPGA, CPLD, CPUなど、JTAGに対応したICならば何にでも使える真贋判定サービスです。具体的には、X線と光学検査でスクリーニング検査を行った後、新開発の半導体テスタ(DFTテスタ)で検査対象デバイスのJTAGにアクセスして、IDCODEの読み取りと端子のバウンダリスキャンを行います。
QFP64~BGA2340まで全ピンに通電してICを正しく動作させて電気的検査を行う真贋判定は、他にはありません。
これによって、従来のX線では判別しにくかった同一メーカー・同一ファミリ・別品種のマーキング偽装品は100%排除することができます。また中古再生品の判別や、端子の健全性なども検査することができます。
流通在庫の中の偽物を排除し、半導体不足の中で調達したICを安心して使用できるようになります。