電気通信大学 塚本研究室

調布市,  Tokyo 
Japan
  • 小間番号1012

塚本研究室では、IV族半導体材料の結晶成長やダイヤモンド形成技術に関する研究を行っています。本展示では、以下項目に関する研究について紹介いたします。ご興味がございましたら、ぜひ展示ブースにお越しください。 

●半導体積層膜の製造装置開発 

Ⅳ族半導体の製造装置として、環境軽負荷型なスパッタエピタキシー装置の開発を行っています。有毒なガスを用いる必要もなく、原料利用効率が高いという特徴があり、高品質なエピタキシャル薄膜の形成が可能です。

Si基板上へのダイヤモンド形成技術

次世代のパワーデバイス材料として期待されるダイヤモンドをSi基板上に形成する技術の研究を行っています。ダイヤモンドへのカラーセンターの導入、低欠陥で大型の単結晶基板の作製を目指しています。


 出展製品

  • スパッタエピタキシ法によって作製された高周波デバイス
    軽環境負荷、低温成長が特徴のSi/SiGeヘテロ構造のエピタキシャル薄膜が形成できるスパッタエピタキシ法を開発した。...

  • Si/SiGeヘテロ構造の歪み効果により高い移動度と、キャリア供給層とキャリア走行層を分離することで低雑音、高周波動作が可能なデバイスを作製することができる。スパッタ法は有毒ガスなどを用いないので安全性が高く、原料の使用効率が高く大面積堆積が可能なことから生産性に優れている。また、スパッタエピタキシ法は生産性に優れるだけでなく、成膜温度、混晶の組成比、成膜速度をそれぞれ独立で制御できるため、成膜制御の自由度が高い。これにより急峻な界面のヘテロ接合を形成し、界面散乱を抑制すると言ったアプローチで、良好な特性の高速デバイス作製が期待できる。