アオイ電子

高松市,  香川県 
Japan
https://tech.aoi-electronics.co.jp/en/
  • 小間番号1041


出展者検索頂きありがとうございます。

アオイ電子ではDIP、SOPといったレガシーパッケージからパネルレベルでのファンアウトパッケージまで幅広くパッケージング技術を保有しております。

本展示会ではチップレット集積技術などのアオイ電子が取り組む最先端のパッケージング技術をご紹介します。

当日は開発技術者もお待ちしておりますので、是非弊社ブースへお越しください!


 出展製品

  • チップレット集積技術 ~ Pillar-Suspended Bridge (PSB) ~
    アオイ電子は、東京工業大学 栗田 洋一郎 特任教授と共同研究企業とともに、“Pillar Suspended-Bridge(PSB)”と呼ぶ技術を用いたチップレット集積技術を開発しました。本技術は、今後の大規模なチップレット集積に求められる、広帯域のチップ間接続性能、チップレット集積規模の拡大といった要求を、最小限の構成と製造プロセスで実現するものです。...

  • 半導体集積回路は、素子微細化/集積度向上により、性能向上、消費電力とコスト低減を飛躍的なレベルで実現してきましたが、近年、半導体の原子サイズによる微細化の物理限界が認識されてきました。一方、微細化に代わる集積規模拡大、性能向上/消費電力低減を実現する解決法として、集積回路チップを従来の半導体実装技術に比べて密に結合して集積回路チップの集合体を構成する、チップレット集積技術が注目を集めています。

    アオイ電子は、東京工業大学 科学技術創成研究院 未来産業技術研究所の栗田 洋一郎 特任教授と共同研究企業とともに、“Pillar Suspended-Bridge(PSB)”と呼ぶ技術を用いたチップレット集積技術を開発しました。本技術は、今後の大規模なチップレット集積に求められる、広帯域のチップ間接続性能、チップレット集積規模の拡大といった要求を、最小限の構成と製造プロセスで実現するものです。チップ間の広帯域接続には微細な“MicroPillar”を経由したシリコン・ブリッジ接続構造と、“All Chip-last”と呼ぶ製造プロセスを特徴としています。これらの構造とプロセスは、チップレット集積に求められる要求を最もシンプルな形で提供するものであり、今後の鈍化が見込まれる微細化に代わって、半導体集積回路システム技術の進化を加速していくことが期待されます。

    当社は本技術の事業化に向け、周辺技術の開発を進め、早期量産化を目指します。また、当社は、10月1日に設立された、東京工業大学(栗田 洋一郎 特任教授)、大阪大学(菅沼 克昭 特任教授/名誉教授)、東北大学(福島 誉史 准教授)を中心とした、チップレット集積プラットフォーム・コンソーシアムに参加しております。
  • ICチップ埋め込み型電源モジュールパッケージ
    ICチップをパッケージ基板内に埋め込む技術は、従来のパッケージング技術に比べて小型化や高密度化、低消費電力化の面で大きな利点があります。アオイ電子では、FC-QFNやFOLP🄬(Fan-out Leaded Package)のパッケージング技術を活用し、電源モジュールパッケージの開発をしました。今後の電動化や大電力が進む電源IC市場に対して最適なパッケージソリューションを提供していきます。...

  • FC-QFNはモノリシックICチップをCuピラーバンプによりリードフレームへフリップ電気接続するパッケージです。従来のワイヤーによる電気接続に比べて、大幅に寄生抵抗およびインダクタンスの低減が可能であり、高速動作化でも低ノイズ化ができるという点で有利です。さらには、受動部品をパッケージ内に取り込むことで電源回路の省スペース化とICチップと部品間の配線距離を最短にできる為、短い電流ループによりスイッチング損失の低減とさらなるノイズの低減が実現出来ます。ウェッタブルフランク構造の適用により、はんだサイドフィレット性の確認も可能であり、今後車載用途への展開加速が期待されます。

    今後、電動化と大電力化が進むと、機能の異なる複数のICチップと受動部品を混載したマルチチップモジュール化が必要になります。アオイ電子ではFOLP🄬のパッケージング技術を採用し、パッケージ基板内にICチップを埋め込んだEmbedded Multi-chip in Molded Packageの開発を進めています。一般的にはプリプレグなどの有機基板を使ったチップ埋め込みパッケージがありますが、小型化と高放熱性に優れたリードフレームベースFOLP🄬とアオイ独自構造のコアレスFOLP🄬をラインナップしています。微細再配線めっき技術やCu-PLUG(Cu-POST)めっき技術、Viaめっきによるビルドアップ技術他多数の要素技術を保有しており、組み合わせ技術は無限大です。GaN HEMTやSiCに代表される高速動作や高放熱デバイスに対しては設計自由度が高く、ハイパフォーマンスな次世代のモジュールパッケージとして展開が期待されます。
  • モジュールパッケージ用Cu pillar形成
    アオイ電子の、FC-QFNやFOLP🄬(Fan-out Leaded Package)のパッケージング技術を活用するため、青梅エレクトロニクスでは、各種ウェハサイズのCu pillarを提供しています。 今後、小型化の要求に対し、微細化、狭pitch化の再配線、Cu pillarを開発していきます。 ...

  • FC-QFN、FOLP🄬に提供している、Cu pillarと再配線は、青梅エレクトロニクスでの標準サイズの径φ40μm、Line&Space(以下、L/S)は、8μm、Cu pillar pitch 75μm以上です。民生品、車載品などにおいて実装面積の小型化、集積化の要求において、益々ICチップの多機能化、小型化から、WLP(Wafer Level Package)の再配線の高密度化を求められます。試作では、Cu pillar径 φ25μm、L/S=5μm、Cu pillar pitch 40μmを行いました。これ以下を装置メーカー、材料メーカーと共同で、L/S=2/2が近い将来標準化すべく準備を整え、モジュールパッケージの小型化への貢献が期待されます。

  • FOLP🄬技術を用いたAiP(Antenna in Package)
    FOLP🄬はFan-Out leaded packageの略で、アオイ電子独自のFan-out panel level package技術になります。本製品はそれを用いたAiP( Antenna in Package)です。数十GHzを超える高周波領域で損失の少ない絶縁材料を用いております。 ...

  • 本製品は通常1層目の端子形成する層にアンテナアレーを配し、BGA端子は封止樹脂側からとる構造として、アンテナをパッケージに内蔵したAiP(Antenna in Package)です。PCBにアンテナアレーを形成すると、ICとアンテナ間に電源線、信号線を挟む必要があり、積層数の多い基板が必要となりコストアップすると同時に、IC-アンテナ間距離が長くなりアンテナ制御性にも影響があります。本製品は電源線をPCBの層数低減しコストダウンに寄与します。またIC-アンテナ間距離も最短化でき、アンテナ上のViaアラインメント精度も良いのでアンテナの制御性(偏波 アイソレーション)に大いに利点を与えます。各RDL層間の絶縁膜には低Df材料を使っており、高周波損失が少ないものとなっています。パッケージ背面は放熱性を考慮して、Si厚100μmまで研磨して薄化しています。アンテナ面はAuめっき仕上げしております。