TPECは、SiCやGaNなどのワイドギャップ半導体を活用してパワエレの革新をめざす民活型共同研究体です。
●TPEC(つくばパワーエレクトロニクスコンステレーション)とは
SiCやGaNなどのワイドギャップ半導体を活用してパワーエレクトロニクスの革新をめざす、産業技術総合研究所(産総研)を「企業間連携のハブ」とした民活型共同研究体です。
●TPECの活動
2012年の発足以来、オープンイノベーションのコンセプトのもと、四つの分科会により、素材から半導体パワーデバイス、パワーモジュール、電力機器までを包含した一貫研究を行っています。ラボレベルに留まらない量産レベルの開発を一体的に推進しており、その運営も参画者の意向を尊重した自立的なものとなっています。また、イノベーションの実現に必要な「知の創造」を支える人材育成についても、我が国のパワーエレクトロニクス有識者および関係大学の支援を得て推進しています。2023年で第12回を数えるパワエレサマースクールでは延べ1673人が受講しました。
●TPECでできること
① コストシェアによる技術開発コストとリスクの低減
② オープンキャンパス化による研究人件費の低減
③ 共通インフラ、基礎基盤技術開発への国の投資・支援
④ 知財の相互利用
●見どころ
SEMICON JAPANでは、TPECの活動についてをご紹介いたします。今後も我が国のパワーエレクトロニクス技術の更なる発展をオープンイノベーションの立場から強力に推進して参りますので、趣旨に賛同頂ける企業・大学・公的研究機関のご協力をお願い致します。