北海道

札幌市,  北海道 
Japan
  • 小間番号2248

 本年2月28日にRapidus株式会社が、次世代半導体工場の建設予定地として、北海道千歳市を選定されました。

 北海道は豊富な再エネポテンシャルに加え、自然災害リスクの低さ(首都圏等との同時被災リスクも低い)、冷涼な気候、安価で広大な土地、良質な水資源、日本有数の国際空港・港湾など、立地環境の優位性を有しています。

 Rapidus株式会社が、世界に先駆け、北海道千歳市において量産製造に取り組もうとしている次世代半導体は、量子、AIなどを含む様々な分野で大きなイノベーションをもたらし、日本の半導体産業の再興・発展のみならず、我が国の経済安全保障にも貢献する極めて重要な中核技術であるばかりでなく、デジタル化の進展に伴いデータの消費量や電力使用量も急速に増加していくと見込まれる中、高性能・低消費電力の次世代半導体はカーボンニュートラルの実現にも大きく寄与することが期待できます。

 道としては、この国家プロジェクトの成功に向けて、2025年のパイロットライン稼働、2027年の量産開始というスケジュールの達成を最優先に、必要なインフラ整備や企業誘致、人材育成などについて、国や千歳市、経済団体などとも緊密に連携して取り組んでいるところです。

 さらに、このチャンスを最大限に活かし、半導体の製造、研究、人材育成等が一体となった複合拠点の実現に向けて取り組むほか、北海道データセンターパークの推進や地域産業のデジタル化、新技術の社会実装などを通じて、「デジタルの好循環」の効果を全道に展開し、道内経済の活性化につなげるとともに、我が国の経済安全保障やカーボンニュートラルなどにも貢献していきます。