クリーンルームラベル®
クリーンルーム(クラス1000)内で
使用可能な高洗浄度無塵ラベル
自己発塵しない材料を使用
材料は、ラベル基材、剥離紙(ラベル台紙)ともに、自己発塵しないPETまたは無塵紙を使用します。
まれに、ユポで製造されたラベルを使用されているケースが見受けられます。一般的な紙素材に比べ発塵性が低いというだけで、ユポは発塵します。また、ユポラベルに使用される台紙は、紙素材であり発塵します。発塵物質を持ち込まないというクリーンルームの原則に照らし合わせると、クリーンルーム内に持ち込む素材としては適切ではありません。
さらには、ラベルをロール状に巻き付ける芯管にも配慮が必要です。通常、ラベルをロール状に巻き付ける芯管には紙管と呼ばれる紙製の筒を使用します。紙管は紙製ですので発塵します。弊社では、クリーンルーム用ラベルを巻き付ける芯管にはABS樹脂管を使用します。
自社独自開発除塵装置による
加工済みラベル製品の洗浄
越後札紙がご提供するクリーンルームラベル®の最大の特徴が、自社独自開発除塵装置による加工済みラベル製品のイオンエア洗浄です。
除塵装置によるイオンエア洗浄は、クラス1000のクリーンルーム内で行われます。加工済みラベル製品に対し、0.1μmミクロシリンジフィルターを通しイオン化された清浄なエアをラベルに吹き付け、イオンエア洗浄しパーティクルを除去します。イオンエア洗浄は、通常のエアでは除去できないレベルのチリやホコリを取り除き、かつ、除電によりパーティクルの再付着を防止します。
ラベル製造に際し、材料の移動・搬入、印刷工程における機械の稼働、指定のラベルの形に仕上げるためのカット加工などが行われ、例え清浄度の高い材料、環境であっても、汚染リスクの可能性がゼロとは言い切れません。本質的な清浄度を追求した結果、加工済み製品の洗浄による「製造されたラベル自体の清浄度」にたどり着きました。
脱気梱包で納品時も確実にクリーン
確実にクリーンな製品をお届けするため、最終製品をクラス1000のクリーンルーム内で脱気・二重梱包(ヒートシールド方式)したうえで納品いたします。包装には、清浄度の高い無添加透明ポリエチレン製の包装材を使用します。高清浄度のクリーンルームラベル®を、安心してクリーンルーム内に持ち込み、ご使用いただけます。
3つの基本仕様をご用意し、
用途・ご要望に的確にお応えします
お客様の使用環境、必要要件にあわせ選択いただける3つの基本仕様を設けております。アウトガス発生を抑制するシリコーンフリータイプ、プリンター印字適性に優れたタイプ、筆記性に優れたタイプなど、用途に対して適切なご選択をしていただけます。不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
作業環境をしっかり管理
作業環境の清浄度(クリーンルーム内空気中の浮遊微粒子、浮遊微生物のレベル)を定期的に検査し、クラス1000の環境を常に維持しています。検査にはパーティクルカウンターを使用し、室内のパーティクル(製造プロセスにおいて悪影響を及ぼす微粒子)の数を計測します。