■従来品に比べた開発品の特徴/有機溶剤可溶型ポリフェニレンエーテル(開発品)
また、有機溶剤可溶型PPEとしては低分子量PPEが主であり、低分子量PPE溶液は分子量を高めるために乾燥工程の後に熱処理工程を加える必要がありました。この開発品では乾燥工程のみで高分子量体を得ることができ、塗膜強度の向上などが期待できます。
■従来品に比べた開発品の特徴/ポリフェニレンエーテル繊維(開発品)
PPEは加工性や流動性を向上させるため、他の樹脂と混合させたポリマーアロイが主流でした。そのため、PPEの含有率が下がり、PPEの特性を十分に生かせていませんでした。PPE単体の繊維化により、PPEの持つ耐熱性、難燃性、耐薬品性に加え、優れた電気特性(絶縁性)といった特性を生かした用途展開が可能となりました。
■有機溶剤可溶型ポリフェニレンエーテルの想定用途
PPEが有する耐熱性、絶縁性、低誘電特性などを生かして、耐熱性を備えたコーティング剤や電子材料用の接着剤など。
■ポリフェニレンエーテル繊維の想定用途
耐熱性や絶縁性が求められる電気・電子分野、耐加水分解性や耐薬品性を生かしたフィルターなど。