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太陽鉱工

大阪市,  大阪府 
Japan
https://www.taiyokoko.co.jp/
  • 小間番号E6228


突発的な発熱から電子機器を守ります

 電子機器は動作中に熱が発生します。この熱が過度に蓄積すると、故障や機能低下を引き起こす可能性があります。当グループは相転移物質である二酸化バナジウム(VO2)の商品化を目指しています。VO2は、相転移に伴い、大きな潜熱を発生するため、蓄熱材として有用です。また、金属と混合することで高い熱伝導率も実現できます。この両立により過度な冷却機構が不要となります。本開発品は、電子機器の熱対策に貢献します。


 出展製品

  • 固体潜熱蓄熱材VO2/Cu
    潜熱蓄熱材料であるVO2と高熱伝導材料であるCuの両方の特性を併せ持つ新しい熱対策材料です。突発的な発熱をCuで放冷するとともに、放冷が間に合わない熱はVO2が蓄熱することで電子部品を守ります。本製品は金属ライクな性状を示し、様々な機械加工を施すことが出来ます。...

  •  金属・絶縁体転移を示す二酸化バナジウム(VO2)は、融解を伴うことなく大きな潜熱を発生するため、相変化材料(PCM)として有用であることが知られています。
      しかし熱伝導率が低いため、内部が瞬時に相変化しないという課題がありました。そこで金属を適切に分散させ、放電プラズマ焼結(SPS)することで熱応答性の高い固体潜熱蓄熱材を開発しました。PCMによる冷却効果は熱応答性能指数(熱伝導率×潜熱)で評価されますが、開発品はパラフィンの約470倍の性能を示し、これは世界トップ値です。

    • 電子の相転移を利用-固体PCM

     従来の潜熱蓄熱材の多くは、固体から液体への相変化を伴うため、液漏れ対策や容器設計が課題となっていました。一方、VO₂は固体-固体の相転移を利用するため、固体形状を保ったまま熱エネルギーを蓄えることが可能です。

    • 用途に適合した動作温度調整とハイブリッド化

     VO₂は、元素添加により相転移温度を25℃~70℃に調整可能で、用途に応じた動作温度設計が可能です。さらに、Cuの添加量を変えることで熱伝導率も制御でき、蓄熱性能と放熱特性のバランスを最適化できます。

    • 金属と同等の優れた機械加工性

     金属に近い加工性を備えており、穴開け、切削、研削、切断などの多様な加工に対応可能です。一方で、セラミックスとしての特性も有しているため、曲げや圧延などの塑性加工には適していません。