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当社の新技術「世界初!完全クロムフリー表面処理プロセス『ERIN®』」をテーマに、 優れた性能をご紹介いたします。
完全クロムフリーのセラミック皮膜、表面処理ERINをご紹介します。
環境対策への関心がさらに高まっており、最近では数多くの企業様よりクロムフリーを目的としたお問い合わせが増加しています。
特に、多機能でかつ高機能を兼ね備えた新しい表面処理のため、HCr(硬質クロムめっき)やDLCの代替え案件の対応が増えております。
また、当社は元々、機械加工を主とした会社のため、ERINの受託だけではなく、機械加工+ERIN処理の対応も可能です。
◆ERIN処理の簡単な特徴は次の通りです。
・常温処理のため熱による歪み・寸法変化なし
・原料および処理工程内において環境負荷物質を使用しない
・鉄、アルミニウム、銅、ステンレスなど多様な金属への成膜が可能
・基材への優れた密着性
・優れた薄膜防錆能力(1~6㎛)
・耐摩耗性の向上(1~3㎛)
・皮膜硬度(HV1200~1400)
・耐熱性能(-70℃~750℃:皮膜)
・真空雰囲気においてアウトガスが発生しない
・絶縁性皮膜
・溶剤(エタノール、IPAなどの有機溶剤)に不溶
・製品間のかじり・焼き付きを防止する
六価クロムを使用せず、環境負荷物質も一切使用しない上、耐摩耗性や耐食性、耐熱性など、高機能を揃えたセラミック皮膜です。
硬質クロムメッキやDLCなどの代替えをご検討されている方、摺動部品などの耐久性でお困りの方など、是非当社ブースまでお越しください!
真空チャンバー内でセラミックの微粒子を基材に衝突させることで皮膜を形成します。
成膜時には、高い温度を必要とせず、常温で処理することが可能です。
セラミック粒子が高速で基材に衝突しアンカー部を形成。そして粒子の破砕・塑性変形により緻密な膜を形成します。
耐摩耗性、耐食性、耐熱性などに優れた薄膜のセラミック皮膜を提供します。
アルミナで形成されたセラミック膜のため、皮膜硬度がHV1000~1400と高く、基材との密着性が高いことから、鱗片剥離の発生がほとんどなく、耐摩耗性に優れています。 耐摩耗性能の比較として、ERIN皮膜は、硬質クロムメッキの約3倍、一般的なDLCの約2倍(DLC皮膜硬度HV2500)の効果が期待できます。
ERIN-Sについては、ERIN処理後に特殊な加工を施すことで、皮膜表面の動摩擦係数が約半減(0.24→0.12)します。
薄膜の皮膜としては高い防錆効果を発揮します。
セラミック粒子が塑性変形によって緻密な膜を形成するためピンホールやクラックが少ない皮膜となります。
基本的な膜厚は1~6㎛となりますが、基材の表面粗さが良ければ良いほど、ピンホールが発生しにくくなり、防錆効果が高まります。
当社で試験を実施した温度では、-70℃から750℃の環境下でも皮膜は安定しています。
750℃の環境下で100時間経過後も皮膜部分は安定しており、ピンホールやクラックの発生は確認できませんでした。
さらに、-70℃~200℃の冷熱衝撃試験でもERIN皮膜には同様の変化は確認されませんでした。
岐阜本社工場・長野駒ヶ根工場・中国大連工場の3工場にてCNC工作機械100台以上を保有し、協力会社も含め、計400台以上で旋削、切削、研削加工までを対応しております。
設計から組立に至る一貫生産も行い、極小部品から大型部品加工まで全て自社にて手がけております。
ERIN処理だけではなく、機械加工+ERIN処理も対応可能です。